独自の視点で、手作り感の持つ温かみを表現していく

　

伝統や、伝承の技を生かした染織の世界。
ひとつとして同じモノが生まれない、味わいのある、豊かな表情に魅せられた。
布を媒体として表現することの尊さを学び、独特の世界を体感してきた。
今、それが自然体の手作り感を大切にした、私らしいデザインの原点になっている。
手作りならではの温かみ、ていねいさ、あいまいさ、ゆったり感。

　

すべてに心地よい適度な感覚を表現することと、人にインパクトを与える作品を作りたい、という気持ちの融合が、私のこだわりでもある。
クラフトマンシップにあふれた職人に憧れ、こだわりを作品として構成していくことに、日々挑戦し続けている。
パッケージを提案するということは、商品のイメージアップを図り、販売促進にも大きく影響する。

　

だからこそ、商品そのものに対して思い入れを持ち、手応えのある結果を導くために奔走する。
こんなものが作りたいとイメージすれば、どうやって表現できるかをとことん模索する。
そして、いつまでも手元に置いておきたい、多くの人の記憶に残る作品を目指している。

軌跡

出版社、洋菓子店でのデザイナーを経て、パッケージデザインを主体としたデザイナーへ。染織テキスタイル科を卒業した手づくり好きで、デザインやイラストでも素朴な温かさを表現するのが特長。　現在、広島のオリジナルゲームをと「モノポリー広島版」の製作に力を入れている。